|2.塩化物イオン量の測定 |
|3.偏光顕微鏡観察|4.残存膨張率の測定|
|5.蛍光X線分析|6.原子吸光分析|
|7.SEM・EDS観察|
| 8.粘土鉱物のイオン分析
|主な実績|
|パンフレット|
1.コンクリートの品質確認
採取したコアの強度性状や中性化深さの測定を行い、アルカリシリカ反応の進行度、中性化の進行などコンクリートの品質を確認します。
2.塩化物イオン量の測定
電位差滴定法により、塩化物イオン量の測定を行います。試料溶液中の塩化物イオンが減少し、代わりに銀イオンが増えることで生じる電位差を測定し、当量点を求め、試料溶液中の塩化物イオン量を算出します。
3.偏光顕微鏡観察
コンクリートに有害な膨張を引き起こすアルカリ反応性シリカ鉱物の有無を調査します。岩種、鉱物判定および定量分析を行います。
4.残存膨張率の測定
コンクリート構造物より採取したコアをJCI規準に基づき促進養生し、コンクリート中に残存している反応物質による膨張量を測定します。この膨張量により残存膨張率を計算し、構造物が将来膨張する危険度を判定します。
5.蛍光X線分析
元素ごとに固有する蛍光X線を利用し、試料にX線を照射して、試料中の目的元素の種類と濃度を求めます。
6.原子吸光分析
地下水や漏水などの水溶液に含まれる金属元素イオンを高温にて原子化し、各元素に固有の光を透過してその吸収スペクトルを原子吸光光度計により測定することにより、金属元素イオンの定量を分析します。
7.SEM・EDS観察
走査型電子顕微鏡(SEM)で、数百から数μmに絞った電子線を試料表面に当て、反射した電子線を映像化することにより極微細部の組織観察を行います。
また、エネルギー分散型X線分析(EDS)で、SEM観察時に試料より発生するX線を分析し同定することにより、構成元素の定性・定量を行います。
8.粘土鉱物のイオン分析
日本ベントナイト工業会標準試験方法により、粘土鉱物の陽イオン交換容量(CEC)および交換性陽イオン分析(EC)を行います。
主な実績
変状山岳トンネルの岩石試験業務
吸水膨張性粘土鉱物のスメクタイトに起因した変状が発生したトンネル地山の試料を採取し、 膨張性に関する各種試験(①浸水崩壊度試験(スレーキング試験)、②粉末X線回折によるスメクタイトの定量分析、③CEC・交換性陽イオン分析、④吸水膨張試験、⑤一軸圧縮試験、⑥三軸圧縮試験等)を実施しました。
スメクタイトを含む泥岩の
不定方位によるX線回折図
パンフレット
コンクリート、骨材、岩石、鉱物等の材料全般に対し、高度な試験、分析を行い、品質を評価します。水質や廃棄物等の試験・分析も行います。